2025年春に見直したい、
リソース最適化の基本


2025/04/12 @sogaoh
https://phpcon-odawara.jp/2025/

About Me


sogaoh: 曽我 央
合同会社 ant-in-giant 代表社員 (2022/03〜)
 ・6社で業務委託するクラウドインフラ仕事人
一般社団法人 SRE NEXT 理事 (2022/01〜)
 ・"Road to" と会計(自分&将来の誰か)をラクにするために奔走

開発組織総合支援
(主にクラウドコスト削減)

AIソリューション企業のSRE支援
日本初クリプトクレジットカード
発行を目指してインフラ構築

AGENDA


  • CPU・メモリ周り
  • ストレージ・I/O周り
  • CI/CD周り
  • ネットワーク周り
  • まとめと補足

  • 資料は公開してあります -> https://bit.ly/4i1WekM

  • ※1. 履歴が増殖するため、シークレットウィンドウでご覧ください(Chromeを推奨)
  • ※2. ところどころのの文字や一部の画像はリンクになっています
  • ※3. スペースで次のページに進みます([o]でOverviewが見れます)

  • (SpeakerDeck版 はダウンロードしたPDFならリンクに飛べるのでご利用ください)
  • CPU・メモリ周り
  • ストレージ・I/O周り
  • CI/CD周り
  • ネットワーク周り
  • まとめと補足
keropen

CPU


  • ARM64 系CPUを なるべく 使う
    • DBインスタンスでは迷わずに移行する(自分の場合)
    • Appサーバは検証後に移行(ライブラリ使えないとかある)
    • 理由:性能が良い・コストが低い・消費電力が少ない
    • ※ まだ x86 系CPUが依然として適している場合もある

Memory Store


  • Valkey を かなり 推している
    • Redisのフォーク(容易に移行可能)
    • パフォーマンスとリソース使用量に焦点を当てた最適化
    • コスト効率が良く、OSS(各種費用面でbetter)
    • ※ データの永続化と実績において Redis に劣る面がある
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ストレージ


  • より新世代のディスクを使う

    • gp3/HyperDisk/Premium SSD v2(※for data only)
    • 高速で、だいたいがコスト・性能効率「より良い」
  • ワークロードに適したオプションを選択

    • AWS RDS の I/O最適化オプションなど
    • メガクラウド以外にも選択肢が出てきている
      • TiDB Serverless など

(Data)ライフサイクル


  • アクセス頻度に応じたストレージクラス設定

    • AWS: 標準->IA->Archive
      • “参照時に「標準」に戻す” もある
    • Google Cloud: Standard->Nearline->Coldline->Archive
    • Azure: Hot->Cold->Archive
  • 古いスナップショットの定期的な棚卸し

    • 10年前のなんてもう使わないでしょ?
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コンテナ軽量化


  • slimなベースイメージ選択

    • distroless など
    • 小さいimageはより速いdeployへの布石
  • マルチステージビルド

    • ビルドステージと実行ステージの分離
    • 必要最小限のファイルでアプリケーション実行

実行最適化


  • マルチCPUアーキテクチャの駆使

    • docker buildx の利用
    • ※ 基盤が未対応、なこともある
  • 処理の並列化

    • 小さく始めると良さそう
    • 適切な分割が重要
    • リソース状況を可視化して改善していく
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(非推奨?) Public subnet ONLY 構成


  • Security Group のみでアクセス制御
    • No NAT Gateway
    • No VPC EndPoint
    • 検証用途なら・・・
    • ※ わりとすぐに破綻します…
      • VPC内 Lambda とかできない
    • だいぶコストは抑えられる

注目の AWS CloudFront VPC Origins


  • Private subnet からの配信を可能とする機能
    • ALB・NLB・EC2 に直接ポイントできる
    • 早速 internal ALB 経由での疎通を試した(成功)
    • Vercel FE との疎通には AllViewerExceptHostHeader
    • ※余談:IPv4とIPv6の併用も試してみた
      • Egress Only Internet Gateway 初めて知った
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新しいものを使っていきましょう。
ただし、今動いているものを尊重しながら。

デフォルトで提供されてるのを脳死で使うのも
そんなにダメじゃないけど、特性を理解して
うまーく使いこなしてると気持ちイイですよ。


End

あたらしい
技術で世の中
よくしよう

お気づきの点あれば @sogaoh まで





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